祝い事の引き出物に最適!富山のかまぼこ

富山県でかまぼこは、お祝い事に欠かすことができません。
代表的なのは、結婚式の引き出物として使われる細工かまぼこです。
どうして引き出物に使われるようになったのでしょうか。

再現!結婚式料理

明治・大正・昭和初期の結婚式の料理を再現してみると、たくさんのかまぼこが使われた事が分かります。

本膳
鱠(なます)・・・立鶴蒲鉾
汁物・・・うんたけ蒲鉾
平・・・盛菊蒲鉾
焼き物・・・鯛蒲鉾
など

二ノ膳
八寸曳・・・海老蒲鉾
吸物・・・紅白つみれ
小皿・・・鮎姿焼蒲鉾
など

日本古来の本膳料理のなごりで、本膳、二ノ膳、台引きに並べられていた料理かまぼこです。
それをおみやげとして1つのかごにまとめたものが、かご盛りの始まりです。

このような細工かまぼこが、かごに盛られるのです。

迫力のかご盛り

富山県の場合、かまぼこは結納の時に花嫁側から、結婚式では花婿側から相手のご両親に2つ、本人に1つ、仲人様に2つのかご盛りが用意されます。
かご盛りも7種盛り、9種盛り、11種盛りとあります。ちなみに、これといった決まりはありませんが、結婚式では結納の時より一回り大きいかご盛りが用意されます。

1つずつ職人さんがデコレーションしていきますが、大鯛などを1人で描けるようになるには約10年かかると言われています。

かまぼこをお福分け

結婚式の他にも、入学祝、新築祝、出産祝や法事、祭事や仏事にも細工かまぼこが使われます。
前回も紹介しましたが、おめでたい時に親戚や縁者、知人、ご近所にお裾分けする『お福分け』の習慣があります。
その習慣やかまぼこが使われた理由は定かではありませんが、生活とかまぼこの関わりがとても強い土地だったのでしょう。

全国的にはとても珍しい文化でしょうが、お福分けでいただいたかまぼこは、幸せな気分になれる味がします。

この文化は大切にしていきたいですね!