11月15日 かまぼこの日 梅かまブログスタート!
2012/11/15(木)
11月15日 かまぼこの日 梅かまブログスタート!
こんにちは。富山でかまぼこ屋を営む梅かまです。
「かまぼこ」についての情報をお伝えしてまいります!
かまぼこは、富山県の代表的な食べ物の一つで、渦巻きかまぼこ・細工かまぼこ。富山県独特の形です。
かまぼこの歴史は古く、初めて文献に登場したのが1115年(永久3年 平安時代の初期)に、宮中の祝賀の料理に描かれていたものとされています。
この年号から11月15日がかまぼこの日と制定されました。
そう、今日11月15日は「かまぼこの日」です。
その、かまぼこの日に、梅かまブログスタートです!
梅かまの歴史
まずは、歴史のご紹介。
株式会社梅かまは、1942年(昭和17年)から始まり、富山市内で明治・大正期よりかまぼこ作りを営んでいた、複数の個人商店が国の政策により合同となり「富山蒲鉾製造販売所」として開業しました。(後に、昭和25年に「富山蒲鉾株式会社」に社名変更。)
当時は、陸軍省に携行用乾燥蒲鉾を納入し、終戦から昭和44年までは、富山市の中心地・八人町で生産していました。
そして、昭和45年から平成7年2月まで、富山市の問屋センターにて営業。
手狭になったこともあり、平成7年3月には現在の富山市水橋団地(現在の梅かま本社)へ移り、同時に見学ホール「U-mei館」を開設。
平成20年に現在の社名「株式会社梅かま」が誕生しました。(U-mei館については、今後詳しくご紹介します)
現在の梅かま
「梅かま」の製造規模は全国ランク約45位。富山県内では最大規模のかまぼこのメーカーで、
富山県で代表的な渦巻きかまぼこ、細工かまぼこの生産はもちろん、新しい分野へも挑戦をしています。
最近では、狂牛病から牛由来の調味料の問題が取り沙汰されたことをきっかけに、かまぼこへの天然調味料を作るため、産・学・官共同研究事業として「魚醤(調味料)」を開発し製造も始めました。
また、高齢者を対象にした介護用かまぼこの「ケアフード メルティ」を共同開発したり、新分野として昆布エキスから「美容液LIFTYモイスチャージェル」を開発、姉妹品のミルキークリーム、スキンピュアラソープとともに発売しています。
こちらについても、今後どんどんご紹介してきます!
富山のかまぼこ
さて、富山のかまぼこは、富山県外の板付きとは異なり、昆布を利用して巻き上げたり、すり身で赤皮シートを作り、昆布と同じく巻き上げて蒸すのが特徴です。
おめでたい時につかわれる細工かまぼこは、デコレーション技術が非常に高く、その製法は富山独特のものです。
かまぼこの原材料
原料は、以前は近海物の(アジ、ニギス、カマス、ヒラメ、トビウオ、ノドグロ等)を使用しましたが、鉄道の開通を機に、以西底引き物のグチや北海道からのスケソウ等が主流になりました。
昭和40年頃からは、冷凍すり身が開発され、現在ではアメリカやロシアからスケソウダラ、アルゼンチンから南ダラ、ニュージーランドからホキ、インドやタイからグチ、キントキダイやイトヨリダイが入ってきます。
梅かまでは、輸入のすり身と富山県の特徴と味を吟味するため、ニギス、トビ魚やシイラなどの近海ものを合わせて使用し、より一層のおいしさを追求しています。
昭和50年から55年頃の最盛期には、かまぼこ屋さんは全国に3,000社以上で、生産高は約100万トンでありましたが、最近では流通形態の変化や、後継者不足、魚離れ現象などの事由により減少傾向にありますが、逆にかまぼこの機能性が科学的にどんどん解明され、健康食品としての位置が高まってきており成熟した産業と云えましょう。
そんな中、梅かまでは全国の皆様に喜んで召し上がって頂ける、かまぼこを日々心を込めて作り続けていきます。
かまぼこの日 限定プレゼント
さて、最後にお知らせです!
「U-mei館」では、「かまぼこの日」にちなんで、U-mei館にて、商品をお買い上げいただいたお客様に本日より平成24年11月22日(木)まで、「チーズ イン やわらか」を差し上げます。ぜひ一度、「U-mei館」にお越しください!!お待ちしております。